金の絵の具が10グラム3万4000円に 価格高騰で有田焼にも影響【佐賀県】 (26/04/03 18:14)

Apr 3, 2026Channel
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ここ数年の「金」の価格高騰で県内の産業にも影響です。有田焼など焼き物を華やかに彩る金の絵の具の価格が高騰していて、窯元が買い控える動きも出ています。 【買取専門店諭吉佐賀営業部 日野田憲彦エリアマネージャー】 「金額にすると48万5000円分ございます」 買い取りスタッフが手に取ったのは繊細なチェーンのネックレス。 金でできているため3月の取材時の買い取り価格は50万円近くにのぼります。 白石町にあるこちらの専門店では、今年に入って金のアクセサリーなどを持ち込む人が増えています。 【買取専門店諭吉佐賀営業部 日野田憲彦エリアマネージャー】 「(相場が)上がる予想もされているんですけどももちろん相場は流れというものがあるので、下がる可能性もあると思うので高い水準に間違いない今、売却されるのをおすすめさせていただいています」 金の取引相場は、2年前の1万1000円前後からゆるやかな上昇傾向にありましたが去年の秋ごろから大幅に上がりはじめ、3月の初旬には約2万7000円と3倍近くまで高騰しました。 この影響を大きく受けているのが…焼き物の装飾に金の絵の具を使用する県内の窯業界です。 【陶芸SHOP古川商店 古川由紀子店主】 「3倍くらい?ここ数年で上がってたところからの3倍なので、結構な金額になってます」 焼き物の制作に必要な道具を取り揃える有田町の専門店。 有田焼の絵や渕に使うための絵の具も販売していますが、金の絵の具は特に値上がりしていると話します。 【陶芸SHOP古川商店 古川由紀子店主】 「私が平成12年に来たときは2000円台だった商品が今年に入って最高額で3万4000円まで上がりましたので、10グラムで」 急激な値上がりに金の絵の具を買い控える動きも出てきています。 【陶芸SHOP古川商店 古川由紀子店主】 「去年までは何とか(金含有の)パーセンテージを落としてちょっと安い金でも使えるところがありましたけど本当に考えられないぐらいのお値段なので使いたいけれども、商品は変えられない、単価は変えられないので使いたいけど使えないという方が非常に多いです」 【有田焼工芸美術品窯元金龍窯 瀧下太一郎専務】 「去年ですかね、すごく(金が)高くなりましたのでそこでやっぱり企業としてどう生き残っていくのかというのはひしひしと感じております」 武雄市山内町にある金龍窯。 焼き物にふんだんに金をあしらうのが特徴です。 金の絵の具は、塗った直後は黄土色をしていますが温度調節に気を付けながら窯で焼くことでキラキラと金色に輝きます。 20年ほど前から金の装飾を取り入れていて値上がりに打撃を受けているといいます。 【有田焼工芸美術品窯元金 龍窯瀧下太一郎専務】 「陶土であったり絵の具材料はほとんど値上がりになっています。その中で一番値上がりが多かったのがやはり金なんですよね」 一方、その華やかさに海外からの評価も高く、円安でインバウンドの需要も大きいという金装飾。 金龍窯では最大の特徴とも言える金は減らさない方針です。 【有田焼工芸美術品窯元金 龍窯瀧下太一郎専務】 「金に代わるような材料ももちろん考えなきゃいけないんですけどもデザイン性を損なわない程度の金を使わない道というのもあるんですが、なるべく(特徴を)壊さないように、今後も金龍窯らしさがなくならないような作品作りをやっていこうと思っています」

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