メンマを宇宙食に 食品生産会社の挑戦 認証のカギは”塩分と水分を抑えること” 福岡
Mar 4, 2026•Channel
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無重力空間で宇宙飛行士が食べる宇宙食はレトルトタイプのやわらかい食感のものが多いそうです。
そこで、独特の歯ごたえがあるメンマを宇宙日本食にしようという挑戦が福岡県で始まっています。
ソーセージ生産会社で始まった研究
福岡県古賀市に本社を置く日本食品。
ソーセージを1日12トン生産するこの会社で、研究が進められていたのが・・・Q これはゆくゆくはどんなものになるんですか?日本食品 商品開発課 小山田秀人さん「宇宙食用のメンマの商品になります」宇宙開発を行うJAXA=宇宙航空研究開発機構は、国際宇宙ステーションに長期滞在する日本人宇宙飛行士に日本食を楽しんでもらおうと「宇宙日本食」を認証しています。
日本食品は、メンマで認証を得ようと取り組んでいるのです。
材料は放置竹林の中に・・・
メンマの原料は、古賀市の放置竹林にありました。道路に倒れかかってくる枯れた竹を伐採するなど放置竹林の再生に取り組んでいる一般社団法人「こがみらい」。
資金源の一つとして、メンマを作っています。春に、高さ1.5メートルほどの若い竹を切り1年ほど塩漬けにしたものがメンマの原料になります。
「ロマンがある、夢ある事業だと思う」
このメンマを宇宙日本食にできないかと「こがみらい」が日本食品に声をかけ、去年9月から開発がスタートしました。こがみらい 本田哲也 理事
「宇宙に飛ぶというロマンというかわくわくというか、地球上でも宇宙でも共有できる、一つの夢がある事業だと思う」
条件は”塩分と水分を抑えること”
今年1月、試作品を囲んで会議が開かれました。
JAXAは、
▼宇宙では貴重な水を飲みたくならないように塩分をできるだけ抑えること、
▼液体が飛び散らないように水分を最小限に抑えること
などを基準にしています。日本食品 村上晋 工場長
「評価する項目は大枠で5段階に分けています」
水分減らすのは難しい課題
一方、宇宙日本食の多くは食感がやわらかいため、研究チームはメンマの歯ごたえを残したいと考えています。Q 水分を減らすのは難しいですか?
日本食品 村上晋 工場長
「難しいですね、乾燥したタケはかたくて食べられないので。タケそのものに残っている水分をどこでとどめるかというのが一番」
なんとか課題を解決できないか。八女市の食品関係会社を訪ねて調味液を調整してみるなど試行錯誤を重ねました。日本食品 商品開発課 小山田秀人さん
「とろみをつけて水滴にならないような調整にしています」わずか0.1%ですがしょうゆを減らし炒める時間や調味液を抜く時間を調整してできるだけ水分を減らしました。
また、メンマを厚めにして歯ごたえが残るようにし食感と味のしみこみやすさの両立も図っています。
試行錯誤の結果 味は?
開発部員
「おいしい、素材が良いですね、味付けもおいしい」RKB 浅上旺太郎 記者
「おいしい、めちゃくちゃシャキシャキしていますよ、噛む音、聞こえますか?」1月の試作品に比べると水分はほとんど残っていません。
構想からおよそ半年、ようやくJAXAに送るメンマが完成しました。 日本食品 村上晋 工場長
「味はバッチリ!ワンハンドでこうやって食べながら、楽しんでもらえたらなって思っています」
宇宙飛行士やJAXAの職員が試食
メンマは、3月10日に宇宙飛行士やJAXAの職員が試食する予定です。
試食をクリアするとようやく一次審査に進みます。
1年半保管して、その後は工場の検査などが続き、「宇宙日本食」に認証されるのは早くても2年後だということです。
福岡県の放置竹林から生まれたメンマは、宇宙日本食に認証されるでしょうか。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2507030