2人が死亡した送迎バスひき逃げ事件から2週間 課題は運転手の高齢化 自動車教習所はAI使って安全対策 (26/06/12 16:06)

Jun 12, 2026Channel
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名古屋市で男女2人がマイクロバスにはねられ死亡したひき逃げ事件が起きてから2週間。送迎バスの運転手の高齢化などが叫ばれる中、最新の技術を使った対策を始めた施設もあります。  5月29日午後5時半ごろ、名古屋市南区の桜本町交差点で撮影されたドライブレコーダーの映像。  手前の横断歩道の信号が青に変わり、人が渡り始めた瞬間、バスが横断歩道の手前で加速し、事故現場の横断歩道に突っ込みました。  横断歩道を歩いていた男女2人がはねられ、その後死亡。  「名古屋スイミングスクール」のバスを運転していた酒井照也容疑者(85)が、ひき逃げなどの疑いで逮捕されました。  警察の調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めている酒井容疑者。  名古屋地検は6月11日、酒井容疑者の健康状態などを調べる「鑑定留置」を行うことを決めました。  捜査関係者によりますと、車内を映したドライブレコーダーの映像などをさかのぼって調べたところ、数日前から酒井容疑者の様子や言動が普段とは違っていたということです。 送迎バス運転手の高齢化が課題  ひき逃げ事件が起きてから2週間。バスを使って送迎している施設にも影を落としています。  名古屋市西区の自動車教習所「庄内橋自動車学校」では…。 Q.ドライバーの年齢は? 「60代~70代の方が中心です。スクールバスの業務は朝と夕方、夜の時間帯が中心となる。どうしても一定の収入が得られない部分があり、若い人から遠慮される部分もある」(庄内橋自動車学校 宮内正修 業務部長)    庄内橋自動車学校で生徒の送迎をしているのは60~70代までの計10人で、この教習所でも、バスの運転手の"高齢化"が課題となっています。 自動車学校に取り入れた「AI教習」  こうした中、新たに取り入れたが「AI教習」です。 「6月から使用が始まったAIの教習システム。自分の運転を点数化できるということです」(記者)  全国でもまだ珍しいというこのシステムでは、衛星と交信して、車が走っている場所や速度をリアルタイムで更新します。  また、運転席の斜め前に設置したカメラで、目線の動きなども捉えます。     その上で、AIが運転を総合的に分析し、運転の癖や課題を指摘します。  教習所の送迎ドライバーの65歳の男性も、診断を受けました。  音声の案内に従いながらコースを進みます。いつも通りに車を運転していますが、その裏で走行データが記録されていきます。  車線変更の際にしっかりと自分の目で安全を確認したか、顔や体の細かな動きまで捉えて保存します。  AIが「運転の改善が必要」と判断した場面が記録され、走行を終えると、記録をもとに、助手席の指導員と運転を振り返りました。 運転時間を減らす工夫も 「発進する時に左後ろをしっかり見られていなかったから、AIが安全不確認だと減点しました」(庄内橋自動車学校の技能検定員)  走行のデータをたどりながら、AIに指摘されたポイントを共有。 「左右の確認はできていた。斜め後ろの確認が、まだ自分には足りないということです」(庄内橋自動車学校の65歳男性運転手)  事務所でも、AIに減点されたポイントを改めて確認。  庄内橋自動車学校では、送迎ドライバー全員が定期的に診断を受けることにし、運転の安全を図りたいとしています。  また、これまでは決まったルートをドライバーが回る「巡回バス」のような運行でしたが、運転する時間を減らすため、生徒から予約を受けた場所に向かう形に改めたといいます。 「お客さんが安全に自動車学校まで来ていただき、安全に自宅に帰っていただく。これが最大のサービスだと思う」(宮内業務部長)

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