「物価高にさらに追い打ち」中東情勢が福岡のソウルフードを直撃 想定外の資材高騰に“結束テープ”の供給停止も 製造現場の苦悩

May 8, 2026Channel
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混迷する中東情勢の影響は福岡のソウルフード「棒ラーメン」も直撃しています。 値上がりする包装資材に供給停止となった資材も。製造現場では担当者が苦悩の日々を過ごしています。 1日50万食を支えるのは「石油製品」 RKB 武田華奈リポーター 「福岡県民のソウルフード、棒ラーメンです。この細めの麺がつやがあってとってもおいしそうです。麺ののど越しがよくてもっちりしているんですよね」福岡市西区のマルタイ本社です。福岡と佐賀の自社工場で製造している「棒ラーメン」や「皿うどん」は、1日に計約50万食。これらの商品にも、いたるところに石油由来の製品が使われています。RKB 武田華奈 「実際、間近で見ると膨大な量をこちらで生産されているんだなというのが分かりますし、袋だけじゃなくて、トレーだったり、スープの袋もですよね」 マルタイ・生産管理部 山道芳法部長 「いろいろなスープであったり、調味油であったり、当然トレーも入ってますね。プラスチック素材は」麺を入れるトレーに調味料の小袋、商品パッケージ。さらに、棒ラーメンをまとめているこの結束テープに至るまでそのすべてが、原油から作られるナフサを原料とする資材です。 「通知から1か月で値上げ」前例のないスピード感 これらの仕入れ価格が中東情勢の影響で、5月から突然2割から3割ほど値上げになったと担当者は話します。マルタイ 山道芳法部長 「4月1日ぐらいにフィルムメーカーから、価格を上げさせてくれと言われまして。5月1日納品から値上げをさせてくれと。普通だったら何か月か経ってからの値上げになるんですけども、(連絡から値上げまで)1か月は初めてですね」 マルタイは3月末、原材料費や物流費などの高騰を理由に7月の出荷分から一部商品の値上げを発表したばかりでした。しかし、この値上げに中東情勢の影響は想定されておらず、予期せぬ資材の価格上昇に頭を悩ませています。 マルタイ 山道芳法部長 「いろいろな物が当然上がってきてますので、そういう情勢にさらに追い打ちで上がってきてる」 RKB 武田華奈 「7月からの値上げでは賄えない?」 マルタイ 山道芳法部長 「賄えない可能性はあります。もしかしたらもっと(値上げ)というふうなところもあるかもしれません」 日々混迷を深める中東情勢を受け、食品包装資材の価格は急騰しています。 あの“結束テープ”が消える?供給停止の衝撃と「機械調整」の壁 しかし、値上がりだけでなく、資材の中にはメーカーからの供給自体が止まってしまったものもあります。 マルタイ 山道芳法部長 「棒ラーメンを巻いてる結束テープなんですけど」 RKB 武田華奈 「必ず付いてますよね」 マルタイ 山道芳法部長 「これがメーカーから『供給が厳しくなる』と連絡が入って、特に、色が付いているんですけども、そのインクがないと言われてまして」棒ラーメンといえば、棒状の麺を1人前ずつ束ねて、2人前で販売するのが定番のスタイル。 しかし、その麺を束ねる結束テープの一部がこの1か月間、供給停止になっているといいます。 今はストックでまかなえていますが、ほかの資材を代用するにしても製造ラインを止めて機械の調整が必要になるため、多額の費用と時間がかかってしまいます。マルタイ 山道芳法部長 「新しい(資材)メーカーに声をかけたりもしましたけど、新規の取引先には供給できないと言われた。だから、既存のメーカーに頼んで何とか出してもらうってことしか今のところできない。そこはメーカーを信じて供給を待つしかない」 重油代は2月比で最大5割増 業界に広がる「値上げ」の懸念 値上がりしているのは、包装資材だけではありません。麺を乾燥させるために欠かせないボイラーの重油も急騰しています。 中東情勢が悪化した3月以降、事態が動く前の2月と比べ4割から5割も上昇。まさに製造コストを直撃しています。 こうした中東情勢の影響は全国の食品企業に広がっています。 食品メーカーや小売業など企業や消費者団体で作る生団連(国民生活産業・消費者団体連合会)が4月に約110社を対象に行った調査結果によると、 中東情勢によって「すでに事業への影響が発生している」と答えた企業は4割。 さらに「今後3か月以内に影響が予想さ見込まれる」とした企業も3割となっています。そして、現在の状況が続いた場合、想定される対応としては「製品価格の改定(値上げ)」が最も多くなっています。 詳細は NEWS DIG でも!↓ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2649551

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