「生きているからにはなにか行動しないと」 22歳の劇団代表が平和劇で伝えたい思いとは

Mar 31, 2026Channel
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Published3 months ago
Duration6:18
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Languageja
CategoryNews & Politics
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毎年8月、平和を願う気持ちを込めた劇を発表する劇団を去年この番組で紹介しました。 22歳の劇団の代表が今、今年の脚本を書き進めていますがイランで学校が攻撃されたことを受けて、セリフを書き加えました。 22歳の劇団代表が手がける「平和劇」 手元に置いた絵本を見ながらパソコンと向き合う伊藤迪佳さん22歳。 広島への原爆投下の際、爆心地近くの小学校で唯一生き残った居森清子さんの被爆体験などを描いた絵本をもとに平和劇の脚本を作っています。伊藤迪佳さん 「舞台で子供たちが演じている姿も想像しながらやるんですど、参考にしたところがどういう風景だったのかも想像しながら書いていますね」福岡県糸島市などで活動する「いとしまハローピースアクト」。 この団体は20人ほどの子供たちを中心に毎年8月に平和劇の公演を行っています。 以前、メンバーとして舞台で演じていた伊藤さんは去年、代表に就任して脚本も担当するようになりました。 今年の脚本が2作目です。 主人公が絵本に込めた思いを広島で取材 母親の美貴さんと広島を訪れた伊藤さん。 脚本を書き始めるにあたって絵本の作者たちに会いました。 絵本の主人公、居森さんの生前の様子や、絵本に込めた思いを取材するためです。「本川をつたえて」原案・田中八重子さん 「(居森さんは)横浜に行っても自分が原爆に遭ったことを教会でお話をしたり」 「本川をつたえて」作者・奥原球喜さん 「書いた者としてはここだけは外せなかったというのが2つあって」「(居森さんが)闘病生活でご主人に迷惑ばかりかけて『私は何のために生きているんだろう』と言ったところ」「(もう1つは)私も死ぬまでに何か人の役に立つことをしておきたい(と思う場面)」「その2つの中で(居森)清子さんは一生懸命生きる意味を探ったり確認したりしていかれたと思う。そのへんも頭の片隅に入れて自分の感想と折り合いができるところで何か伝えていただけたら」 「私は何のために生きているんだろう」原作者と重なる思い 伊藤さんは、高校生の頃、一時、不登校になりました。 4歳から続けていた劇団からも離れてしまうなど、心の不調に悩まされました。 それだけに『私は何のために生きているんだろう』という言葉が心に響いたと言います。 いとしまハローピースアクト 伊藤迪佳さん 「自分は全然ダメだなと。それこそ自分は何のためにいるんだろうとずっと感じていて、そこで私は平和劇に戻るのがその時期に重なって私はこのために生きているんだなと」「(居森)清子さんの傷の大きさを簡単に想像できるものではないんですけど、自分がこう生きるぞと、継承するために生きるぞと決めた部分もあるので、すごく近いものを感じましたね」 今年の平和劇の中身を練る伊藤さん いとしまハローピースアクト 伊藤迪佳さん 「劇は去年75分でちょうどよかったので70分から75分くらいでできたらと思っています」 1時間を超える平和劇の中身を練っていく伊藤さん。 劇の脚本は絵本の内容をそのまま書き写すわけではありません。いとしまハローピースアクト 伊藤迪佳さん 「子供たちの役をたくさん増やしたいという気持ちがたくさんあったので絵本の中から違うシーンを考えたり違う登場人物を作って考えたりして」「絵本とか資料集みたいなものも含めて5冊くらい使いながら学校の授業の話をしたいときはこれ、清子さんの話を知りたいときはこれ」「書きながらこれはここに書いてあるんじゃないか、使える話があるんじゃないかとその都度見ていました」イランの学校攻撃を受けて脚本にセリフを加筆朗読劇 「この爆弾で当時広島市の人口43万人のうち14万人が命を落としたのです」 今月7日、糸島市で開かれたイベントでいとしまハローピースアクトの子供達が原爆を題材にした朗読劇を披露しました。 今年の平和劇の脚本もようやく形になろうとしていたタイミングでした。 その1週間ほど前、アメリカとイスラエルがイランへの攻撃を開始し子供達が通う学校でも犠牲者が出ました。いとしまハローピースアクト 伊藤迪佳さん 「子供たちが犠牲になっているという部分に私は怒りとむなしさと悲しさを感じていて」「私に止める力はないよなと、そう感じてきたんですけど、でも私は止まってはいけないと思っているので」完成に近づいていた脚本に伊藤さんは新たなセリフを付け加えました。「ちょうどイランへの攻撃が始まった後に(台詞を)書いたんですけど『世界を変える、戦争を止めるそんな立派なことはできないかもしれないけど、生きているからには何か行動しないと』と」 戦争の悲惨さを伝えるために自分ができることは 戦後81年、戦争を体験し、それを伝えることができる人は少なくなってきています。 その一方で、戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えようという思いは引き継がれ、様々な方法が模索されています。 いとしまハローピースアクト 伊藤迪佳さん 「誰かがやればいいやではなくて、私がやらないとなと。平和劇を中心に考えているのでこれからもできたらなと思っています」 伊藤さんが書いた平和劇は、今年も8月に上演される予定です。 詳細は NEWS DIG でも!↓ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2566832

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