コメ特売で5キロ2980円 店からは「2780円にならないか」…赤字覚悟の業者も“かなり厳しい” 在庫急増で今後の価格は【大石邦彦解説】
May 11, 2026•Channel
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(若狭アナウンサー)
コメは少し安くなった印象ですが…
(大石邦彦アンカーマン)
ピーク時と比べると確かに安くはなりましたが、おととしと比べるとまだ1000円以上は高い訳ですから、経営的には厳しいと言わざるを得ません。スーパーでのコメの小売り価格(5キロ)、最新のことし4月27日~5月3日では、銘柄米は5キロで3857円。ブレンド米などは3600円、平均で3796円です。平均価格のピークは今年初めで、4400円を超えていましたが、その後は下落傾向が続いています。
(柳沢彩美アナウンサー)
3000円台のおコメを発見できる喜びを今感じています。
今年3月末時点でのコメの「在庫量」は過去最多
(大石)
続いて3月末時点の、コメの「民間在庫量」と「在庫率」の推移を見てみます。過去10年間で見てみると、2020年ぐらいからの3年間はコメが余っていたんです。コロナ禍で緊急事態宣言などが出されて、お店が閉まっていましたね。なのでコメが余っていたのですが、外食産業が大打撃を受けたこの時期以上に、今年の3月末時点では在庫量が多くなっています(277万玄米トン)。全体の在庫量を需要で割った「民間在庫率」は、“令和の米騒動”が起きた2024年は30%、備蓄米の放出までした去年は25%とかなり低かったのですが、今年は約40%と過去最高の水準で推移していて、数字からも“コメ余り”が鮮明です。
在庫が多い理由は…
・備蓄米の放出
・外国産米の増加
・高値による購入意欲の低下
などが挙げられます。
「高く仕入れたコメも現在は赤字覚悟で販売」
では、実際のコメの売れ行きは?コメの卸売業者のギフライス 恩田喜弘社長に聞きました。今年4月末時点で、去年と比べて在庫は約2倍になっているということなんです。去年4月末時点のコメの在庫量を見ると約1400トン、今年は約2600トン。つまり、1200トンも多いということなんです。恩田社長は「高く仕入れたコメも現在は赤字覚悟で販売している。ただ、小売りからはさらに販売価格を安くしたいという声も上がっている」ということなんです。
どういうことかというと、小売りは現在特売では5キロで3000円を切っている。2980円で販売しているものもあるが、最近は「もう少し安く、2780円で売りたい」というような希望も店側から来ていて、かなり厳しい」と話していました。田植えも進み、新米の価格も見えてきます。なるべく安く買いたい消費者と、価格はどこで折り合うのでしょうか?
CBCテレビ「チャント!」2026年5月11日放送より
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2652766