3月第2木曜日は世界腎臓デー ~慢性腎臓病(CKD)は静かに進む気づきにくい国民病~

Feb 17, 2026Channel
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3月第2木曜日は世界腎臓デー(World Kidney Day)です。 腎臓は「沈黙の臓器」と言われ、腎臓病は初期には症状が出にくく、静かに進行するため、サイレントキラーと呼ばれています。健診や人間ドッグ等で行われる尿検査、血液検査(血清クレアチニン検査)によって、自分の腎臓の状態を把握しておきましょう。 腎臓は、血液を濾過(ろか)して、余分な水分や毒素など、体に不要なものをこし出し、尿として体外へ排泄することで体内環境を維持するための重要な役割を担っています。尿を体外に排泄することで、体内の水分量やナトリウム・カリウムといったミネラル、体のpHの調節を行い、体内が常に最適な環境となるように維持しています。また、腎臓はレニンという血圧を上げるホルモンを分泌し、体内の塩分や水分量を調節することで血圧を適切な範囲にコントロールしています。他にも、腎臓はエリスロポエチンというホルモンを分泌し、骨髄に血液の産生を促すことで、赤血球を作る司令塔としての役割も担っています。さらには体内のカルシウムのバランスを調整することで骨を健康に保つ働きもあります。腎臓は縁の下の力持ちとしてなくてはならない臓器です。 慢性腎臓病(CKD)とは、病院や健康診断などで行われる尿や血液などの検査で腎臓に異常を認め、その異常が少なくとも3か月以上継続することで診断されます。CKDは1つの疾患の名称ではなく、腎臓の働きが徐々に低下していくさまざまな腎臓病を包括した総称です。日本腎臓学会の調査によると、日本人の5人に1人はCKDの疑いがあるとされます。 腎臓は「沈黙の臓器」と言われ、初期には自覚症状が乏しく、症状を自覚した時には既に病状が進行しているというケースが少なくありません。CKDが悪化すると、余分な水や尿毒素が体にたまることにより、むくみやだるさなどの症状が出現します。末期になると生命維持のために透析や腎移植が必要になります。また、CKDの悪化に伴い、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患を発症するリスクが上昇します。 肥満や運動不足、過剰な塩分や糖分の摂取など乱れた食生活などは、CKD発症・進行のリスク因子とされており、注意が必要です。また、尿検査や血液検査からCKDを早期に発見し、早期に治療を行うことで、CKDの進行を抑えることが可能です。

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